論文二重投稿、教授ら3人を懲戒処分…富山大
読売新聞 2015年02月19日 21時50分
富山大は19日、学会誌などに論文を二重投稿し、学内規則に違反したとして、大学院理工学研究部の60歳代の男性教授を出勤停止10日、同研究部の40歳代の男性准教授を減給10分の1(1か月)、芸術文化学部の50歳代の男性准教授をけん責とする懲戒処分にしたと発表した。
処分は18日付。
同大の発表によると、問題とされたのは、2004年以降、学会誌などに「視覚」に関するテーマで掲載された論文4本。うち1本が3人の共著、2本は理工学研究部の教授と准教授の共著、1本が芸術文化学部の准教授の論文で、いずれも既に別の学会誌に掲載された論文と文章などが似通っていたという。
遠藤俊郎学長は「誠に遺憾。教職員の社会規範の順守に取り組む」とコメントした。