<懲戒処分>2教諭、わいせつ行為と盗撮 県教委が免職、停職処分に 体罰の2教諭を戒告 /長崎
毎日新聞2015年3月28日(土)12:58
県教委は27日、生徒にわいせつな行為を繰り返した中学校の男性教諭(37)を免職とするなど、4件5人の懲戒処分(27日付)を発表した。【小畑英介】
義務教育課によると、免職とした男性教諭は昨年12月中旬〜1月中旬、自家用車の中で県内の中3女子生徒(15)にキスするなどの行為を約10回繰り返した。女子生徒の様子がおかしいことに気付いた保護者が、学校に相談して分かった。県教委の調査に対し、教諭は「生徒に好意があった」などと説明し、わいせつ行為を認めたという。教諭の氏名や、生徒との関係などは「被害者側の強い要望があり言えない」としている。勤務先の校長も戒告とした。
また、勤務先で盗撮をした県立特別支援学校の男性主幹教諭(47)を停職6カ月などの処分にした。高校教育課によると、主幹教諭は昨年7月下旬、ビデオカメラ内蔵の靴を女性用更衣スペースに置き、女性教職員が着替える様子を撮影した。カメラの販売元が警察に摘発され、事情聴取を受けたことで発覚。教諭は軽犯罪法違反容疑で書類送検され、27日付で依願退職した。
さらに、生徒に体罰をした長崎市立中の男性教諭(42)、島原市の県立高の男性教諭(39)を戒告処分とした。中学教諭は昨年9月、担当クラスの男子生徒の暴言に腹を立て頭突きをし、生徒は鼻の骨を折るけがをした。高校教諭は2013年8月〜昨年10月、バレーボールの部活動中に部員を平手打ちにするなどの体罰を繰り返した。
〔長崎版〕