地下鉄スプレー噴射、28歳塾講師を逮捕「乗客とトラブル」供述…乗客6人軽症 淀屋橋駅
産経新聞 2015年4月12日 7時48分配信
大阪市中央区北浜の市営地下鉄御堂筋線淀屋橋駅で11日深夜、停車中の千里中央発なかもず行き電車内で異臭が確認された事件で、大阪府警東署は同日、スプレーを男性乗客に噴霧して負傷させたとして、傷害容疑で同区南久宝寺町、塾講師、和気忠彦容疑者(28)を現行犯逮捕した。容疑を認め「乗客の男性とトラブルになった。男性とは面識はない」と供述しているという。
この事件で、乗客の男女6人がのどの痛みなどを訴えたが、いずれも軽症とみられる。同駅ホームで、スプレー缶を所持していた男を駅員や乗客らが取り押さえた。
和気容疑者が所持していたスプレー缶を大阪市消防局が簡易鑑定したところ、催涙スプレーの成分が検出された。
逮捕容疑は同日午後10時20分ごろ、梅田−淀屋橋間を走行中の車内で、スプレーを30代男性に噴射し負傷させたとしている。消防によると、負傷者6人中、この男性が顔の痛み、38歳、23歳、20歳の女性がのどの痛みを訴えるなどし計4人が救急搬送されたという。