カードの返済に82万円、給食費の不正引き出しは業務上横領 篠山市教委が臨時職員懲戒解雇
産経新聞 2015年5月20日(水)8時32分配信
兵庫県篠山市教委は19日、市内の中学校に勤務していた事務補助の臨時職員(30代女性)が平成26年度の勤務校で、教職員の給食費を集金し、市に納付するための通帳から、26年11月〜27年3月の教職員35人分の給食費82万6367円を不正に引き出していたと発表した。
市教委は18日開いた懲罰委員会で、この不正行為は業務上横領に相当すると判断し、臨時職員を同日付で懲戒解雇とした。不正に引き出した金額は自身のクレジットカードの返済に充てたという。すでに全額返金されており、刑事告発はしない方針。
市教委は14日に臨時校長会を開き、保管する全通帳の一斉点検を行うとともに、今回のように私(互助会)的な通帳についても出入金の都度、通帳と伝票を照合するなど適正に管理するよう指導。市教委側も教職員分の給食費について、毎月納入状況を点検するなどチェック機能を強化するとしている。