ソウル万引 本庄第一高引率教諭、諭旨解雇に 「懲戒」と発表後変更

ソウル万引 本庄第一高引率教諭、諭旨解雇に 「懲戒」と発表後変更
産経新聞 2015年5月23日 7時55分配信

 韓国・ソウルの大型ショッピングモールで3月、埼玉県本庄市の本庄第一高校のサッカー部員が集団万引した事件で、引率したサッカー部監督の男性教諭(48)への処分が、懲戒解雇から退職金が支払われる諭旨解雇に変更されていたことが22日、同校への取材で分かった。男性は今月11日に依願退職した。学校側は「懲戒解雇は重すぎるとする顧問弁護士からの意見書を重く受け止めた」としている。

 同校などによると、男性は3月下旬に事件が発覚した後、他にも万引していた生徒がいたことを知ったにもかかわらず学校側に報告しなかったとして、4月24日付で懲戒解雇処分とし、同日、学校が記者会見して発表していた。

 しかし、5月1日に同校を運営する学校法人の顧問弁護士が意見書を提出。2日の理事会で男性への処分を諭旨解雇にすることが承認された。

 顧問弁護士は取材に対し「過去の判例に照らして、教諭自身が犯罪をしていない場合に、懲戒解雇処分は重すぎると判断した」と説明している。

 この事件では、生徒29人がショッピングモールの9店舗からベルトや財布など計78点(約30万円相当)を盗み、韓国の警察で取り調べを受けるなどした。

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