児童65人データ入りUSBメモリー紛失 教諭、過去に数回注意受ける
神戸新聞NEXT 2015年5月26日(火)19時7分配信
神戸市教育委員会は26日、須磨区の市立小学校の男性教諭(31)が、2012〜14年度に担任だった児童の名前や成績など計65人分のデータが入ったUSBメモリーを紛失した、と発表した。市教委は「校外に持ち出された可能性は低く、悪用された形跡はない」としている。
市教委によると、教諭は11日、職員室の共用パソコンに私物のUSBメモリーを接続し、会議資料を作成。その後、机の引き出しに入れたとみられる。13日に紛失に気付いたという。
市教委の内規では、成績などのデータの持ち出しとともに、私物メモリーの使用を禁止しており、教頭から数回注意されていた。調査に対し「内規違反は分かっていたが、6年前の採用時から使い続けていた。自分はなくさないと思っていた」などと説明したという。
メモリーには、現在の中学1年40人の5、6年時と、現在の中学2年25人の5年時の成績や所見などのデータが含まれていた。
(小川 晶)