支援学級生残して下山…茨城の中学、気づかず

支援学級生残して下山…茨城の中学、気づかず
読売新聞 2015年5月29日 17時26分配信

 福島県西郷村の赤面(あかづら)山(1701メートル)で28日、生徒を連れて登山していた茨城県結城市立中学校の教諭らが、特別支援学級2年の女子生徒(13)の行方が分からなくなったのに、4時間近く捜していなかったことがわかった。

 女子生徒は山中で足首を捻挫し、動けなくなっていた。

 福島県警白河署や同校によると、教諭や生徒ら約200人は宿泊学習で同村を訪れ、28日朝、宿泊施設から出発。

 山頂で昼食を取り、下山途中の午後3時45分頃、女子生徒がはぐれたという。

 宿泊先に戻った後、引率した教諭は別の生徒から女子生徒が戻っていないと報告を受けたが、所在を確認しなかったという。夕食後、生徒の一人から再度申し出があり、午後7時45分頃に110番した。女子生徒は午後9時頃に発見された。

 学校のホームページでは一時、夕食の写真とともに「全員無事下山」と伝えていた。校長は「心配をかけて申し訳ない。引率態勢を見直す」と話している。

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