県教委、高校教諭を懲戒処分 女生徒を複数回触る
山形新聞 2015年6月16日 11時31分配信
県教育委員会は15日、女子生徒の体を触るなどした置賜地方の高校に勤務する50代の男性教諭を停職1年の懲戒処分としたと発表した。男性教諭は同日付で依願退職した。
県教委教職員室によると、男性教諭は今年2月〜4月下旬、進路指導として女子生徒の対応をする際、耳、手、肩、膝を複数回触ったほか、背後から1回抱きついた。加えて4月下旬、私的なメールを複数回送信した。4月下旬、女子生徒が「耳を触られた」などと学校側に相談したことから発覚した。同校が男性教諭から事情を聞いたところ、女子生徒に対して好意を抱いており、メールはそれらを示すような内容だったという。同校は女子生徒の保護者に謝罪した。
実習教諭に厳重注意
また県教委は15日、村山地方の高校の50代男性実習教諭が体罰をしたとして、厳重注意の指導措置としたと発表した。この教諭は5月上旬、顧問をしている部活動の試合中、他部員への応援が不十分だったとし、生徒1人のあごを指ではじき、手で髪の毛をつかんで引っ張った。