無資格教諭退職ラッシュ、「辞めれば罰せず」で

無資格教諭退職ラッシュ、「辞めれば罰せず」で
読売新聞 7月5日 9時4分配信

 【バンコク=石田浩之】インド東部ビハール州の教育当局は4日、学歴を詐称するなどして不正に教員免許を取得して勤務していたとみられる小学校教諭1400人が5月以降、相次いで退職したことを明らかにした。

 当局によると、同州では2006年から教員の大量採用を行ってきたが、裁判所が5月、小学校教諭35万人のうち約2万5000人が適切な手続きを経ずに採用された疑いがあるとして、調査を命じた。

 これを受けて当局は、今月9日までに自発的に辞職した教諭については、法的措置をとらない方針を発表。このため、退職者が続出したという。退職者はさらに増える模様だ。

 インドでは6月、デリー首都圏政府の幹部が経歴詐称の疑いで逮捕されたことを受け、資格が必要な公務員などを調査する動きが各地で広がっている。

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