「自分で見るため」女子生徒盗撮…教諭懲戒処分
読売新聞 2015年07月09日 15時35分
福井県教委は8日、県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で現行犯逮捕された坂井市立中学校の教諭(29)を停職6か月の懲戒処分、校長と教頭も監督責任があるとして、それぞれ文書訓告と厳重注意にしたと発表した。
教諭は同日付で依願退職した。
発表によると、教諭は6月12日、福井市内の地下通路で、かばんのポケットに差し込んだスマートフォンを女子高校生のスカートの下に差し入れ、盗撮したとして逮捕された。福井簡裁は22日に罰金40万円の略式命令を出し、教諭は即日納付して釈放された。
坂井市教委の聞き取りに対し、教諭は「自分で見るために残しておきたいと、数年前から(女子生徒らを)十数回盗撮した」と話したという。会見した川元利夫教育長は「あってはならないことで、再発防止に努めたい」と陳謝した。