教授「パワハラで抑うつ」 学長と大学を提訴

教授「パワハラで抑うつ」 学長と大学を提訴
@S[アットエス] by 静岡新聞 2015年7月8日(水)7時41分配信

 浜松医科大(浜松市東区)の50代の男性教授が7日、同大の学長からパワーハラスメントを受けて精神疾患を患ったとして、学長と同大に慰謝料など550万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こした。
 訴状によると、男性教授は9年前から学長に威圧的な態度をされたという。昨年4月には、教授が受け持つ講座の助教ポストや使用している教室の返上を学長から一方的に強要されて体調を崩し、市内の精神科で抑うつ状態と診断されたと主張している。今年1月には「上司とのトラブルがあった」として労災認定された。
 原告側は市内で開いた会見で「本来は主任教授の承認をもとにポストの変更はされるべき。原告への個人的な嫌悪感に基づき、大学法人改革で強大化した学長の権限を不当に乱用し、継続的に追い詰めた」と主張。大学に対しては「学長が国家賠償法上の公務員に該当する場合に損害賠償責任がある」とした。
 同大広報室は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

シェアする

フォローする