児童はねた一審無罪の元教諭に有罪…大阪高裁

児童はねた一審無罪の元教諭に有罪…大阪高裁
読売新聞 2015年08月06日

 勤務先の堺市立小学校駐車場で男子児童を車ではねて置き去りにしたとして、自動車運転過失傷害、保護責任者遺棄両罪に問われた元教諭・村岡絹子被告(58)(懲戒免職)の控訴審判決で、大阪高裁は6日、いずれも無罪(求刑・懲役3年)とした1審・大阪地裁堺支部判決を一部破棄し、自動車運転過失傷害罪を認めて罰金30万円を言い渡した。中谷雄二郎裁判長は「車にぶつかったとする男児の供述は信用できる」と述べた。

 控訴審判決によると、村岡被告は2010年12月、駐車場で車を運転中、2年生だった男児と衝突して軽傷を負わせた。

 14年3月の1審判決は、男児の供述以外に、事故を客観的に裏付ける証拠がないと判断したが、中谷裁判長は、男児が直後から訴えていた被害は、男児のけがで客観的に裏付けられていると、車との接触を認めた。ただ、保護責任者遺棄罪は認定しなかった。

Yahoo知恵袋

シェアする

フォローする