定規で殴り生徒に「ブタ」…常習暴力の教諭停職
読売新聞 2015年09月25日 18時05分
香川県教委は24日、担任として受け持っていた生徒3人に対し、1年近くにわたり常習的に大型の三角定規で殴ったり平手でたたいたりしたほか、「ブタ」と呼ぶなどしたとして、同県善通寺市内の市立中学の男性教諭(57)を停職4か月の懲戒処分にした。
生徒にけがはなく、教諭は「教育の一環だと思っていた。信頼を回復していきたい」と話しているという。
県教委によると、教諭は昨年4月から今年3月にかけ、授業や清掃中に生徒のほおを平手打ちしたほか、コンパスや定規、出席簿でたたいた。また、筆箱をゴミ箱や中庭に投げて「出て行け」と言うなどしたほか、行動が遅いと「ブタ」と呼んだこともあったという。
3月、生徒が保護者に相談。通報を受けて、学校側は初めて事態を把握したという。期間が長期に及んだことを県教委は問題視しており、西原義一教育長は会見で「甚だ遺憾で、申し訳なく思っている」と謝罪した。