長崎大助教を逮捕=不正アクセス容疑―福岡県警など
時事通信 2015年10月14日 13時3分配信
交際女性のIDとパスワードを無断使用し、女性の勤務先の大学のメールサーバーに不正にアクセスしたとして、福岡県警サイバー犯罪対策課などは14日、不正アクセス禁止法違反容疑で、長崎大大学院工学研究科助教で米国籍のヤン・ジェイソン・シャオ・チュン容疑者(34)=長崎県長与町三根郷=を逮捕した。
容疑を否認しているという。
逮捕容疑は3〜4月、女性のIDなどを無断使用し、長崎大の研究室や自宅のパソコンなどから9回にわたり、女性が当時、講師として勤務していた福岡県内の国立大のメールサーバーに不正アクセスした疑い。
同課によると、同容疑者は2012年9月ごろから女性と交際していたが、事件当時、別れ話が持ち上がっていたという。昨年10月〜今年5月に計約7000回の不正アクセスを繰り返し、女性宛てのメールを無断で削除したり、女性の性的な画像を添付して女性の同僚らに送信したりしていたとみられる。同課などは、名誉毀損(きそん)容疑なども視野に捜査する。