相模原の中学教諭 成績情報入りのUSBを紛失
カナロコ by 神奈川新聞 2015年10月23日 7時0分配信
相模原市は22日、市立中学校の女性教諭(41)が、生徒の個人情報が入ったUSBメモリーを校外で紛失していたと発表した。「市内で拾った」と市民が市教育委員会に連絡して発覚。メモリーには、271人分の生徒の成績や写真などのデータが入っていた。
市教職員課によると、女性教諭は14日夜、自宅で学級だよりを作成するため、無断でUSBメモリーを持ち出した。このUSBメモリーは、15日午前に学校近くの駐車場で市内の男性に発見されたが、女性教諭は20日に男性の家族が連絡してくるまで紛失に気付かなかったという。
生徒の個人情報が入ったデータを校外に持ち出す場合、校長の許可を得た上で市教委が配布した暗号化されたUSBメモリーを使うことになっているが、女性教諭は私物のUSBメモリーにデータを保存していたという。
紛失から発見まで時間がたっていないことなどから、同課は「個人情報が流出した可能性は極めて低い」と話している。