生徒の個人情報を誤送信 山形市内の県立高校、ファクスで企業に

生徒の個人情報を誤送信 山形市内の県立高校、ファクスで企業に
山形新聞 2015年11月3日 11時1分配信

 山形市内の県立高校が、学費に関する生徒の個人情報が記された資料を同市内の企業宛にファクスで誤送信していたことが2日、分かった。県教育委員会と同校は、「教職員の個人情報の取り扱いについて指導を徹底したい」としている。

 資料は、年収が一定の水準に満たない世帯が受ける交付金に関する内容。対象となる生徒3人の名前、学年、入学年度、休学・留学・留年の有無が書かれている。10月30日、同校の男性事務職員が申請の手続きを進めるため、県教委の担当者に問い合わせをしようと、資料をファクスで送信した。事務職員への連絡メールに県教委の担当者が記していたファクス番号が誤っていたことから、企業に届いた。企業からの指摘で分かった。

 県教委によると、生徒の個人情報などを学校側とやり取りする際は、電話、もしくは使用履歴のあるメールを活用するケースが多い。県教委は「再発防止へ確認を徹底していきたい」としている。

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