横浜市立学校の通知表 4校140人分に誤り

横浜市立学校の通知表 4校140人分に誤り
カナロコ by 神奈川新聞 2015年11月6日 7時0分配信

 横浜市教育委員会は5日、2学期制の市立中学校や特別支援学校などが10月に配布した前期末の通知表について、計3校136人の観点別評価や学年表記などに誤りがあったと発表した。高等特別支援学校で3人分のデータが混在した通知表を配布するミスもあった。

 市教委によると、中学校1校で3年生131人の数学の観点別評価のうち、「数学的な見方や考え方」と「数量や図形などについての知識・理解」を入れ替えて記載したほか、特別支援学校1校で中学2年生1人の学年表記を、高等特別支援学校1校で3年生4人の音楽の評価の文章表記を間違えていた。

 また、別の高等特別支援学校1校では、2年生の1人に他の生徒2人分のデータが混在した通知表を作成し、渡していた。

 保護者や生徒からの指摘や回収した教諭が気付くなどして判明。市教委は通知表作成の際にダブルチェックするよう指導しているが、今回ミスした担当教諭のほとんどが行っていなかった。

 市立学校では2011年11月以降、通知表の誤記載が相次いでおり、11年度は延べ208校2724人分、12年度は延べ66校810人分、13年度は延べ57校194人分、14年度は延べ14校255人分が判明している。

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