教え子にわいせつ？ 愛知の非常勤講師を懲戒免職
中日新聞 2015年11月6日 08時50分
愛知県教委が県立高校の男性非常勤講師（２７）を懲戒免職処分にしていたことが関係者への取材で分かった。教え子の女子生徒にわいせつ行為をしたためとみられる。県教委教職員課は本紙に、９月に処分した事実を認めたが、「被害者が望んでいない」として処分理由を公表していない。
県教委が今年４月以降に懲戒処分した教職員は１０人（免職４人、停職３人、減給３人）。このうち今回の非常勤講師を含む３人は教え子に対し、わいせつ行為をしていたとみられるが、県教委は被害者側の要望だとして全面的に非公表としている。
県教委は懲戒処分の公表基準で、処分した際はその内容や理由などの概要を発表し、免職の場合は氏名も明らかにすると規定している。
一方で、被害者側の意向次第で「内容の一部または全部を公表しないことができる」との例外規定を設けている。