女性講師、学歴も詐称 教員免許偽造「教え子に申し訳ない」

女性講師、学歴も詐称 教員免許偽造「教え子に申し訳ない」
福島民友新聞 2015年11月7日 8時33分配信

 偽造した教員免許状で採用された40代女性の元講師=県北在住=が約9年間にわたって県内の中学、高校で教えていた問題で、元講師は郡山女子大付属高に採用される際に出身の高校について詐称していたことが6日、関係者への取材で分かった。元講師がごく周辺に「教え子に対して申し訳ないことをしてしまった」と話していることも別の関係者への取材で判明した。
 関係者などによると、元講師は同校に2013(平成25)年に採用される際、実際に卒業した高校とは別の高校を出身校として記載していた。郡女大付高に採用される前に、県立高の講師として採用していた県教委は、元講師が申告していた出身大学について、この大学に在籍の有無を照会している。
 元講師は県立高に採用される際、東京都教委の教員免許を模倣したような偽造の書面を提出していたことも6日までに判明。偽造されていた教員免許は中学の美術と高校の美術・工芸の2枚。県教委からの問い合わせを受けた都教委が確認したところ、実在しない免許番号が記載されていたという。

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