置引で小学校女性教諭を書類送検 愛知県、懲戒処分に
中日新聞 2015年11月19日 12時58分
愛知県北名古屋市栗島小学校の女性教諭(54)が昨年7月、岐阜県各務原市内の病院で他人の財布から2万円を盗んだとして、窃盗容疑で書類送検され、岐阜区検が今年9月に不起訴(起訴猶予)にしていたことが分かった。
愛知県教委は19日、この女性教諭と、コンビニエンスストアで万引したとして9月に窃盗容疑で逮捕された同県東郷町東郷小学校の男性教諭(23)を、いずれも停職6カ月の懲戒処分にした。2人とも20日付で依願退職する。
県教委によると、女性教諭は2014年7月31日午後、健康診断を受けるために訪れた病院の食堂で、財布が置き忘れられているのを発見。現金を抜き取った上で財布を病院内に放置したとされる。県教委の聞き取りに「財布を見つけて心が揺れ、いけないと分かっていたが盗んでしまった」と話したという。
男性教諭は今年7月から9月、学校への行き帰りに10回にわたり栄養飲料9本、チーズケーキ1個(計2145円相当)を盗んだとして、愛知署が逮捕、6日に書類送検した。