中学教諭が万引で停職 福島県教委、体罰で3人に戒告処分

中学教諭が万引で停職 福島県教委、体罰で3人に戒告処分
福島民友新聞 12月17日(木)12時34分配信

 県教委は16日、福島市のスーパーで弁当などを盗んだとして、県北地方の中学校に勤める男性教諭(48)を停職3カ月の懲戒処分とした。教諭は「教育者として失格。生徒や保護者に申し訳ない」と話しているという。同日付で退職届を提出、受理された。

 県教委によると、教諭は11月28日午後0時20分ごろ、スーパーで弁当や総菜、飲み物など8点(約2400円)を万引した。会計をせず、店を出て車に乗り込んだところ、警備員に呼び止められ、発覚した。「買い物途中で車に財布を忘れてきたことに気づき、出費を抑えたいと思ってしまった」と話しているという。

 県教委は、教諭の窃盗事件の公表方法について「会見の基準に当たらず、逮捕されていないため、記者会見の必要はないと判断した」と説明した。

 県教委はこのほか、生徒に体罰を行ったとして、いわき市の中学校に勤務する男性教諭(51)と相双地方の高校の男性教諭(45)、会津地方の高校の男性教諭(32)の3人を16日付で戒告処分とした。

 県教委によると、いわき市の教諭は、合唱コンクールの練習に遅刻し、指導に従わなかったとして、10月15日に教室で男子生徒の腹を蹴り、顔を殴った後、脇腹を踏み付けた。相双地方の教諭はサッカー部員5人の尻を蹴ったほか、押し倒した後に胸を蹴るなどした。会津地方の教諭は、男子生徒の顔をたたき、打撲を負わせた。

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