「かぶってみたかった」中学教諭、ゆるキャラのマスク盗み懲戒処分 キン肉マン作者が制作協力
産経新聞 2016.1.29 19:12
名古屋市教育委員会は29日、人気漫画「キン肉マン」の作者が制作協力した大阪府泉佐野市のゆるキャラのマスクを盗んだとして、名古屋市立中学の男性教諭(48)を停職3カ月の懲戒処分にした。教諭は29日付で依願退職した。
市教委によると、教諭は昨年11月22日、埼玉県羽生市で開催された「世界キャラクターさみっとin羽生2015」で、泉佐野市のブースに置いてあった市公式のゆるキャラ「イヌナキン」のマスクを盗んだ。教諭の不審な行動に市職員らが気付き問いただすと、かばんからマスクが見つかった。
埼玉県警が22日に窃盗容疑で教諭を逮捕し、その後、不起訴処分となった。
イヌナキンは、公募で選ばれた一般人のデザインに、キン肉マンの作者2人がアレンジを加えて完成させた。教諭は市教委に「以前からマスクに興味があり、かぶってみたかった」と話しているという。