<通知表>3学期分に2学期の成績誤記載 徳島県の中学校
毎日新聞 2016年3月13日(日)15時24分配信
徳島県藍住町立藍住中学校で、3年生(5クラス、196人)に配られた3学期の通知表のうち、2クラス78人分に誤って2学期の成績が印刷されていたことが12日、同校への取材でわかった。担任教諭が通知表を作る際、パソコンの設定を誤ったことが原因。同校は生徒と保護者に謝罪し、10日までに正しい通知表を配った。
藍住中によると、誤りがあったのは国語や数学など9教科の成績を1〜5の数字で評価する「評定」と、教科ごとの関心や態度をABCで評価する「観点」の項目。各教科の担当教員が付けた成績を、クラス担任がパソコンのソフトを使いA4判1枚の通知表にまとめて印刷する。
2クラスの担任教諭は通知表を作成するソフトの設定を誤り、2学期のデータをそのまま3学期分にしてしまった。卒業式など年度末の行事が立て込み、確認がおろそかになったという。2学期と3学期の成績が同じであることに気づいた生徒が指摘した。
豊田大之介校長は「配る前に気づくことができず、生徒や保護者に申し訳ない。再発防止に努める」と話した。【河村諒】