山形の中1女子いじめ自殺、当時の担任らを懲戒処分

山形の中1女子いじめ自殺、当時の担任らを懲戒処分
TBS系(JNN) 2016年3月16日(水)6時32分配信

 おととし、山形県天童市で女子中学生がいじめを苦に自殺した問題で、当時の担任らが減給などの懲戒処分を受けたことが分かりました。

 「懲戒処分の対象になったのは教諭3名、管理職1名です」(山形県教育庁・中井義時教育次長)

 この問題はおととしの1月、山形県天童市で当時中学1年の女子生徒がクラスや部活動でのいじめを苦に新幹線に飛び込み自殺したもので、第三者委員会では「いじめが自殺の原因」とする報告書をまとめています。

 これを受けて県教育庁では、いじめを早期に発見出来なかったほか、保護者の相談にも適切に対応しなかったなどとして、15日、女子生徒の担任(20代)と部活動の顧問(30代)の男性教諭2人を減給10分の1・3か月の懲戒処分にしました。

 また当時の学年主任(50代)と教頭(50代)は戒告、退職した校長に対しては「重大な管理監督責任がある」としました。

 滋賀県大津市のいじめ自殺問題を受け、国が対策の基本方針を出してから、この問題で教員が懲戒処分を受けるのは全国で初めてです。(15日21:00)

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