長崎大助教を懲戒解雇処分 不正アクセス、起訴

長崎大助教を懲戒解雇処分 不正アクセス、起訴
読売新聞 2016年03月19日

 長崎大は18日、昨年10月に不正アクセス禁止法違反容疑で福岡、長崎両県警に逮捕された同大学院助教の米国人ヤン・ジェイソン・シャオ・チュン被告(34)(長与町)(公判中)を同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。

 同大人事課によると、同被告は昨年11月に同罪で起訴され、1月に開かれた福岡地裁での初公判で起訴事実を認めた。これを受け、同大の名誉と信用を失墜させたとして処分を決定したという。

ヤン被告は、被害女性が既婚者の自身と恋愛関係にあるように装ったメールを女性の知人に送りつけたとする名誉毀損罪などでも起訴されている。
 起訴状などによると、昨年2月、大学内で3回、女性のメールアカウントに無断でIDやパスワードを入力し、不正ログインしたとしている。

同容疑者は2012年9月ごろから女性と交際していたが、事件当時、別れ話が持ち上がっていたという。昨年10月〜今年5月に計約7000回の不正アクセスを繰り返し、女性宛てのメールを無断で削除したり、女性の性的な画像を添付して女性の同僚らに送信したりしていたとみられる。

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