危険ドラッグ輸入/女子中生の体触る…男性教諭2人を懲戒免 滋賀県教委
産経新聞 2016.3.29 21:40
滋賀県教育委員会は29日、中国からの危険ドラッグ輸入容疑で愛知県警に逮捕されたとして、大津市立中の男性教諭(51)=医薬品医療機器法違反罪で起訴=を、バス内で女子中学生の体を触った疑いで京都府警に逮捕されたとして県立高の男性教諭(52)=罰金40万円の略式命令、納付済み=を、それぞれ懲戒免職にしたと発表した。
県教委によると、ほかに、万引容疑で警察の取り調べを受けたとして県立高の男性教諭(57)と、人身事故で運転免許取り消し処分を受けた後も無免許運転を7カ月以上続けたとして東近江市立中の男性教諭(49)をそれぞれ停職(6カ月)にした。文化財の修理工事報告書の作成を約11年間怠ったとして、文化財保護課の男性副主幹(51)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。
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危険ドラッグ輸入の教諭ら処分
NHK 大津放送局 2016年03月29日 19時24分
県教育委員会は、危険ドラッグを中国から密輸したとして起訴された大津市の中学校の教諭など、あわせて4人を懲戒処分にしました。
懲戒免職になったのは、と県立長浜北高校の井上武紀教諭です。
県教育委員会によりますと、中村教諭は、危険ドラッグを中国から密輸したとして、先月、医薬品医療機器法違反などの罪で起訴されました。
また、井上教諭は京都市内を走るバスの中で、女子中学生の体を触ったとして、去年11月、京都府の迷惑行為防止条例違反の罪で、罰金の略式命令を受けました。
県教育委員会は、29日までに2人を懲戒免職にしました。
また、運転免許を取り消されたのに学校に報告せず無免許で運転を繰り返していたとして、東近江市の中学校の男性教諭と事務用品を万引きしたとして、彦根市の県立高校の男性教諭を、それぞれ停職6か月の処分にしました。
2人は29日付けで依願退職しました。
このほか、教科書会社が外部に見せることが禁じられている検定途中の教科書を閲覧させていた問題で校長や教頭、教諭、あわせて25人が市や町の教育委員会から文書や口頭で訓告処分を受けました。
県教育委員会教職員課の辻本誠課長は、「不祥事が相次ぎ、緊急事態と受け止めている。これまで以上に再発防止策を徹底したい」と話していました。