県内教委、教諭に厳重注意 毎日新聞情報公開請求、昨年度6人処分 /山梨
毎日新聞2016年5月12日 地方版
県内の学校に勤務する男性教諭が昨年度、教え子に対する体罰で教育委員会から厳重注意の処分を受けていたことが11日、毎日新聞の情報公開請求で分かった。県の20代の男性主事が昨年、人身事故を起こし、文書訓告となっていたことも判明した。
県教育庁総務課によると、厳重注意の男性教諭は、授業中に教え子に平手打ちをした。けがはなかったという。体罰や処分があった具体的な時期は明かされていない。
開示された資料や同課によると、昨年度、この教諭を含め6人が「勤務時間外での不適切な行動」や車両のスピード違反などで、市町村教委から厳重注意処分を受けていた。
一方、開示資料と県人事課によると、20代の男性主事は県内で乗用車を運転中、乗用車と衝突し、相手にけがをさせた。軽傷だったといい、県は文書訓告にした。同課は「過去の事例に照らし合わせて処分の程度を決めた」としている。
このほか県では昨年度、不適切な事務処理を巡り、40代の副主幹が文書訓告、50代の課長が監督責任を問われて厳重注意、20代の技師がスピード違反で文書訓告となっていたことも判明した。【後藤豪】