大学講師殺害の容疑者がピストル自殺、犯行動機は遺恨
バンコク週報 20/05/2016
バンコク都内の大学で5月18日、講師のワンチャイ容疑者が同僚の講師2人を射殺して逃走した事件で、同容疑者は19日、親族や警察による長時間に及ぶ説得にもかかわらず、所持していたピストルの銃口を自らに向けて発砲し、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察は同日正午ごろ、容疑者が都内パヤタイ区のホテルに潜伏していると関係者から連絡を受けてホテルに急行。自動車の中にいた人物が容疑者であることを確認し、ピストルを捨てるよう呼びかけた。説得にはしばらくして容疑者の元上司の女性も加わった。
午後6時43分ごろ、女性が落ち着かせるために食事をとるよう話しかけていたところ落ち着いた様子だった容疑者が急に銃口を頭部に向けてピストル自殺したという。
また、警察によれば、容疑者が書き残したものが見つかった。それによると、大学で死亡した講師2人は容疑者に嫌がらせをしていたため殺害したとのことだ。