勤務校、免許証確認せず 湖西・教諭無免許運転事故
@S[アットエス] by 静岡新聞 2016年6月7日(火)7時58分配信
湖西市立中の男性教諭(49)が無免許運転で人身事故を起こし、自動車運転処罰法違反の疑いで湖西署に逮捕された事件を受け、同市教委は6日、臨時校長会を市役所で開いた。男性教諭は4月の異動で同校に赴任したが、前任校も同校もこの教諭の免許証の原本を確認していなかったことが判明した。
市教委によると、2011年に県東部の教諭が無免許運転などで摘発されたことから、市内小中学校11校では毎年度当初、教職員に免許証原本を提出させ、有効期限などを確認するルールを設けた。
だが同校は、男性教諭が事故を起こした4日まで免許証を確認していなかった。3月まで勤めた前任校では、免許証のコピーを提出させる慣例を続け、男性教諭から提出されたコピーが不鮮明だったことなどから、14年2月で失効していたことに気付かなかった。
山下宗茂教育長は「学校のチェック態勢が甘かったと言わざるを得ない。今後は厳正に対応していく」と話した。各校長の報告では、男性教諭以外に免許失効中で運転している教職員はいなかった。
男性教諭は6日、処分保留で釈放された。