教員免許失効したまま授業 筑波大付属3校の4人
産経新聞 2016.6.10 17:15更新
筑波大(茨城県つくば市)は10日、付属の中学、高校、特別支援学校に勤務する3校の男性教員計4人が、教員免許を失効したまま最大4年以上にわたり授業をしていたと発表した。授業自体は適切に実施していたとして、失効後に授業を受けた児童や生徒の単位や卒業は認める。
4人は付属坂戸高(埼玉県坂戸市)の30代の英語教諭、商業を教える40代の非常勤講師、付属中(東京都文京区)の30代の数学教諭、付属大塚特別支援学校(同区)の50代の教諭。
筑波大によると、埼玉県教育委員会が今年5月、付属坂戸高を調査した際、失効に気付いた英語教諭が申告した。更新時に必要な講習は受けたが、県教委への手続きをしていなかったため、平成23年度末で失効していた。
筑波大が付属11校の全教員を調べたところ、他の3人の失効も判明。非常勤講師と特別支援学校の教諭の2人は講習も受けていなかった。判明後4人とも授業から外れ、非常勤講師は退職した。