男性教諭、生徒ストーカー
読売新聞 2016年06月28日
◇容疑で逮捕…県教委が懲戒免
県内の中学校の50歳代男性教諭が女子生徒にストーカー行為をしたとして、松江署が今月21日、この教諭をストーカー規制法違反容疑で逮捕していたことが27日、県教育委員会の発表などでわかった。県教委は同日、この教諭を懲戒免職処分にし、上司の校長を文書訓告とした。
県教委の発表によると、教諭は昨年10月下旬〜今年5月中旬、この女子生徒に対し、数回にわたってセクハラ行為を繰り返した。学校側は5月下旬、女子生徒の保護者から連絡を受けて把握した。
教諭は「自分がしたことは教員として大きく間違っていた。生徒に対して本当に申し訳ない」と話しているという。
県教委は生徒側から要望があったとして、教諭の氏名などを明らかにしていない。同署も同様の理由で逮捕した事実を公表していない。
県教委は市町村の教育長や各校の校長らに、セクハラ行為や体罰による人権侵害が起きないように指導を求める文書を送った。
県教委学校企画課の高橋泰幸課長は記者会見し、「(教諭の行為は)県民の皆様の信頼と期待を著しく損なうもの。県民の皆様、被害者、保護者に心よりおわび申し上げる」と陳謝し、頭を下げた。