盗撮容疑の32歳教諭 「アダルトビデオ見て、やってみたくなった」 千葉市教委が懲戒免

盗撮容疑の32歳教諭 「アダルトビデオ見て、やってみたくなった」 千葉市教委が懲戒免
千葉日報オンライン 2016年6月30日(木)10時49分配信

 千葉市教委は29日、駅構内で女性のスカートの中を盗撮したとして、同市中央区の市立生浜西小学校で生徒指導主任を務める角地健二教諭(32)を懲戒免職処分とした。管理監督責任を問い、同校の男性校長(55)は厳重注意処分。10日にも教諭2人を不祥事で懲戒処分としたばかりの市教委は、事態を重く受け止め、指導を一層強化していく方針を示した。

 教職員課によると、角地教諭は21日午後7時半ごろ、同市稲毛区のJR稲毛駅の上りエスカレーターで、女性に後ろから近づき、スカート内をスマートフォンで動画撮影。警戒中の県警鉄道警察隊員が県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで角地教諭を取り押さえた。千葉西署が任意で調べている。

 24日に同署から同校に連絡が入り発覚した。市教委が同日と27日に本人から聴き取りをしたところ、昨年11月ごろから市内外の駅などで10数回盗撮したことも認めた。動機について「アダルトビデオを見て、自分もやってみたくなった」と話しているという。

 市教委は、相次ぐ不祥事の再発防止策として、教職員が守るべき項目をまとめたチェックシートの作成や、教職員対象の不祥事に関する個別面接の初実施などを挙げた。

 伊藤裕志学校教育部長は「被害者と関係者に多大なご迷惑を掛けたことをおわびする」と陳謝した。

 10日には、また生徒に不適切な画像を見られた男性教諭は減給の懲戒処分を受けている。

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