ゼミ女子学生にセクハラ、鳥取大教授を停職処分…被害学生は抑うつ状態で修学困難に
産経新聞 2016.8.10 19:23
鳥取大は10日、自身のゼミに所属する女子学生にセクハラ行為を繰り返したとして、50代の男性教授を9日付で停職6カ月の懲戒処分としたと発表した。女子学生は精神的に追い込まれ抑うつ状態となり、修学が困難という。
鳥取大によると、女子学生が2月に大学に相談して発覚。その後の調査で、教授が平成22年ごろから複数回にわたり、指導する複数の女子学生に教職の立場を利用してセクハラやアカデミックハラスメント行為を繰り返したことが分かった。
大学は「被害学生や保護者の皆さまに深くおわびします。職員に一層の意識啓発を図り、再発防止と信頼回復に努めます」との学長コメントを出す一方、教授の名前や所属学部、ハラスメント行為の具体的内容については学生のプライバシー保護を理由に明らかにしていない。