東大教授の論文取り消し…高血圧治療薬の研究で不正
読売新聞(ヨミドクター) 2016年8月16日(火)9時39分配信
高血圧治療薬「ディオバン」の研究不正問題で、日本高血圧学会は15日、同学会誌に掲載した小室一成・東京大教授の論文を取り消すと発表した。
取り消したのは、小室教授が2010年に発表した論文で、千葉大教授時代に行った高血圧治療薬の心臓病予防効果を調べた臨床研究に関するもの。同学会によると、今月、小室教授より「訂正できない誤りがある」として取り下げの申し出があった。ただし、小室教授は、意図的なデータ改ざんは否定しているという。