課題配布しない出題ミス 教員採用試験、合否に影響なし/県教委
埼玉新聞 2016年8月15日(月)22時35分配信
埼玉県教育委員会は15日、教員採用試験(高校など)の2次試験「美術工芸」で、素描の課題を配布しなかった出題ミスがあったと発表した。
県教育局教職員採用課によると、6日に行われた「美術工芸」の試験(全15問、150点満点)で、受験者20人に一つずつクリップを配布して素描させる問題があった。同課はクリップを事前に購入していたが、担当者が翌7日の模擬授業で使用すると勘違いし、試験の備品に加えていなかった。
試験中に受験者から指摘があり判明。同問題は解答不要とし、他の全14問で満点となるよう配点を調整するため、合否に影響はない。同課は「今後は必要な確認を徹底し再発防止を図る」としている。