島根の小6女子、修学旅行先のホテル浴室で溺死

島根の小6女子、修学旅行先のホテル浴室で溺死
読売新聞 2016年9月30日(金)23時39分配信

 島根県出雲市教育委員会は30日、同市立小学校6年の女子児童(11)が29日に修学旅行先の広島県廿日市市のホテル浴室で溺死したと発表した。

 同校は旅行前、女児が入浴中に体調に異変があったと保護者から聞いていたが、浴室では女児に対する特別な配慮をしていなかったという。

 発表によると、29日午後9時5分頃、女性教諭(48)がホテルの浴槽にあおむけで沈んでいる女児を発見。女児は搬送先の病院で死亡が確認された。女児は約20分前に他の児童13人と一緒に入浴し、教諭は浴室内を1度見回ったが、照明が暗く、他の児童を含めて異変に気付かなかったという。広島県警は検視の結果、事件性はないと判断した。

 女児の保護者は旅行前、6月に自宅で入浴中に意識がもうろうとしたことがあったとして、学校側に配慮を要望。旅行は市内の別の小学校と合同で行われており、浴室を見回ったのは別の学校の教諭だった。

 槙野信幸教育長は「安全確認の態勢や人員配置が不十分だった」と陳謝した。

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