日教組委員長辞任へ 週刊誌報道で引責
産経新聞 2016/11/3(木) 7:55配信
日本教職員組合(日教組)の岡本泰良(やすなが)委員長が辞任することが2日、分かった。労組関係者が明らかにした。岡本氏の不倫疑惑が週刊新潮で報じられたためで、引責辞任となる。日教組は当面、委員長ポストを空席にし、別の日教組幹部が委員長の職務代理を担う方向で調整している。
関係者によると、日教組幹部が今月上旬にも、別の労組の幹部に岡本氏の辞任の意向を伝える。3人いる副委員長のうち1人が、委員長の職務を代行する見通し。来年3月の臨時大会で、新委員長を選出する構えだ。
岡本氏は報道後の10月14日、日教組が加盟する日本労働組合総連合会(連合)中央委員会を欠席。日教組は「岡本氏の体調が優れず、休養していた」と説明していた。
報道をめぐっては、連合の神津里季生会長が同日、「プライベートな問題として済ませることができるのか、そうでないのかを含め説明を求めたい」と述べ、岡本氏に事情聴取する考えを示していた。
一方、日教組は同13日、「誠に遺憾で、あってはならないこと。組合員に不信感を抱かせたことについて深くおわびする」との見解を発表したが、岡本氏の進退には言及しなかった。
日教組は産経新聞の取材に対し、岡本氏の進退について、「本人と組織が適切に判断する。本人に対する取材には応じられない」としている。岡本氏は大分県教組出身。平成20年から日教組書記長を務め、今年4月に委員長に就任した。
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日教組委員長に進退問題、幹部ら辞任要求協議へ
読売新聞 2016/11/4(金) 10:40配信
日本教職員組合の岡本泰良(やすなが)委員長(56)の進退問題が浮上している。
日教組によると、先月13日発売の週刊新潮で女性問題や組合費の私的流用の疑いなどが報じられた後、都内の組合本部に姿を見せず、会議も欠席しているためだ。日教組は「体調不良」と説明しているが、委員長不在が長期に及んでおり、幹部の一人は「本人に進退を判断してもらわざるを得ない」としている。近く幹部らが集まり、岡本氏に辞任を求めるか協議する。
この問題について、日教組は先月13日、「委員長が女性問題で報道されたことは誠に遺憾。私的流用については事実無根」との見解を発表した。しかし、岡本氏は報道内容について、一切説明しておらず、組合の職務を休んだままだ。
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ラブホW不倫の日教組委員長、雲隠れのち辞任…報道後は姿見せず
ZAKZAK 2016.11.05
日本教職員組合(日教組)の岡本泰良(やすなが)委員長(56)が、辞任する見通しとなった。週刊誌にホステスとのW不倫と経費流用疑惑が報じられたことを受けての引責辞任となる。スキャンダルが伝えられた先月中旬以降、岡本氏は雲隠れしたままという。都合の悪いことが起きると隠れて逃げる。そもそも、倫理性が高く問われる教職員団体のトップの器ではなかったのかもしれない。
3日付の産経新聞が関係者の話として伝えたところでは、日教組幹部が今月上旬にも、別の労組の幹部に岡本氏の辞任の意向を伝える。3人いる副委員長のうち1人が、委員長の職務を代行する見通し。来年3月の臨時大会で、新委員長を選出する構えだ。
岡本氏のスキャンダルは、10月13日発売の週刊新潮が『色と欲「日教組委員長」のお好きな「池袋ラブホテル」』のタイトルで掲載した。
記事によると、同月3日夜に岡本氏が40代前半とみられるホステスの女性と東京・池袋のホルモン専門店で食事後、そろってラブホテルへ。2人でタクシーに同乗して帰宅し、タクシーの支払いを日教組名義のチケットで処理したなどとされる。
日教組広報室は夕刊フジの取材に対し、「委員長が女性問題で報道されたことについては、誠に遺憾なこと」とした上で、タクシー代について「(週刊新潮の)指摘通りです」と私的流用の疑いを認めていた。
この報道が出た直後の14日、岡本氏は、日教組が加盟する日本労働組合総連合会(連合)中央委員会を欠席したほか、体調不良を理由に組合本部などに姿を見せていないという。
岡本氏は大分県教組出身で今年4月、書記長から委員長に就任したばかりだった。