学芸大付属高でいじめ 当時の校長ら5人を戒告処分
フジテレビ系(FNN) 2016/11/30(水) 4:56配信
東京・世田谷区の東京学芸大学付属高校で2015年、生徒1人がいじめを受け、セミの幼虫をなめさせられたりしていたことがわかった。
学芸大学によると、付属高校の生徒1人が、複数の生徒からいじめを受け、体育祭の練習中に倒されて、手首を骨折したほか、肩に担いで投げられ、脳振とうを起こしたり、セミの幼虫をなめさせられるなどしていた。
学校側は2015年9月、生徒の保護者からの申し出を受け、聞き取り調査を行ったが、生徒の心身に危険が及ぶ「重大事態」だったにもかかわらず、調査内容が不十分だったため、文部科学省への報告が、およそ半年間遅れた。
東京学芸大学の長谷川 正副学長は「いじめと認識していたが、重大事態である認識が、十分ではなかった」と話した。
学校側は、当時の校長ら5人を戒告処分などとした。