教授と大学和解 浜松医大パワハラ訴訟

教授と大学和解 浜松医大パワハラ訴訟
@S[アットエス] by 静岡新聞 2016/12/29(木) 7:37配信

 浜松医科大(浜松市東区)の前学長からパワーハラスメントを受けて精神疾患を患ったとして、50代の男性教授が同大と前学長に損害賠償を求めた静岡地裁浜松支部の訴訟で、教授と同大の和解が成立していたことが28日までに、同支部への取材で分かった。前学長への請求は放棄した。和解は10月3日付。

 前学長は任期満了に伴い、提訴後の2015年度末で学長を退いている。

 同支部によると、和解条項には、教授と同大の双方が大学の教育発展や健全運営に向けて努力することなどが盛り込まれた。同支部が提示した和解案を大筋で双方が受け入れたとみられる。

 提訴は15年7月。当時の学長に威圧的な態度をされたほか、助教ポストや使用する教室の返上を一方的に求められて精神疾患を患ったとして、現役の男性教授が当時の学長と同大に慰謝料など550万円の損害賠償を求めていた。

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