淫行 元教頭、起訴内容を否認 地裁 /広島

淫行 元教頭、起訴内容を否認 地裁 /広島
毎日新聞2017年2月9日 地方版

 女子高校生の裸を撮影したなどとして児童福祉法違反(淫行(いんこう)させる行為)と児童ポルノ禁止法違反(製造)の罪に問われた西区井口1、元高校教頭、小桝雅典被告(52)の初公判が8日、広島地裁(武林仁美裁判官)であった。小桝被告は「撮影はしたが、わいせつ目的ではなく、いかがわしい行為もしていない」と起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で「女子生徒は性的関係について口止めされ、受け入れていたわけではない」と指摘。弁護側は「性的関係はなく、写真撮影は和やかな会話のためだった」と主張した。

 被害生徒の証人尋問もあり、「(小桝被告の)声も聞きたくないし、顔も見たくない」と述べた。

 起訴状によると、小桝被告は2016年2月、呉市内のホテルで、タブレット端末で女子生徒の裸を複数回撮影し、いかがわしい行為をさせたとしている。【東久保逸夫】

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