(朝鮮日報日本語版) ソウル大学教授に授業停止処分=大学院生にセクハラ・暴言の疑い
朝鮮日報日本語版 2017/3/22(水) 9:09配信
ソウル大学社会学科のある教授が大学院生にセクハラと人格を冒涜(ぼうとく)する発言を行ったとして授業停止の処分を受けた。ソウル大学社会学科の複数の大学院生が「教授が多くの学生に複数回にわたりセクハラを思わせる発言、あるいは学生の人格を冒涜する発言を行った」と大学当局に訴えたことを受け、同学科はこの教授を今学期の講義担当から外し、ソウル大学人権センターに対応を依頼した。ソウル大学社会学科が21日に明らかにした。問題の教授はこの学科の学科長を務めていたが、今月17日に別の教授に交代し、今学期は学部生の指導教授からも外された。
ソウル大学社会学科の大学院生らは昨年、この教授による人権侵害に対応するための対策委員会を立ち上げ、複数の学生から被害を訴える声を集めてきた。本紙はこの教授から直接話を聞こうと電話での取材を試みたが、教授は電話に出なかった。今後の対応についてソウル大学の関係者は「今後人権センターが調査を行い、教授の容疑が事実として確認されれば、懲戒委員会を立ち上げ処分を行うか検討することになる」と説明した。