阪大汚職 教授、追起訴の内容認める 共同研究結果提供で約500万円収賄

阪大汚職 教授、追起訴の内容認める 共同研究結果提供で約500万円収賄
産経新聞 2017/3/23(木) 14:45配信

 耐震技術に関する共同研究で便宜を図った見返りにゼネコンから現金を受け取ったなどとして、収賄と背任の罪に問われた大阪大大学院工学研究科教授、倉本洋(ひろし)被告(57)の第2回公判が23日、大阪地裁(矢野直邦裁判官)で開かれた。倉本被告は追起訴された内容について「間違いありません」と認めた。

 追起訴分の起訴状によると、倉本被告は平成25〜28年、鋼線メーカーのJFEテクノワイヤ(千葉市)や中堅ゼネコンの名工建設(名古屋市)と耐震技術に関する共同研究を実施。研究結果を提供する見返りに、両社から賄賂計約510万円を受け取った。

 またJFEから研究費を受け取りながら大学側にこれを隠し、経費として490万円を支出させ、損害を与えたとしている。

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