矢巾町いじめ自殺問題で校長ら4人懲戒処分/岩手

矢巾町いじめ自殺問題で校長ら4人懲戒処分/岩手
IBC岩手放送 2017/3/28(火) 20:03配信

 岩手県教育委員会は28日、おととし7月に矢巾町の中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題を受け生徒が通っていた中学校の校長や当時の担任らを「いじめへの対応が不十分だった」として懲戒処分としました。

 県教委が発表したものです。懲戒処分を受けたのは自殺した男子生徒が通っていた矢巾町内の中学校の校長と副校長、当時の担任、それに男子生徒が1年生の時の校長のあわせて4人です。
 このうち現在も校長を務める53歳の男性は減給1か月、他の3人は戒告処分です。処分の理由について県教委は校長2人と副校長については「いじめ防止に向けた組織としての対応整備が不十分だった」と説明しました。
 また、担任の処分理由は「男子生徒が発していた自殺のサインを認識できず保護者などへの適切な連絡を怠った」としています。いじめへの対応を理由とした教職員の処分は県内で初めてです。
 県教委はこのほか、おととし8月に顧問を務めていた剣道部の男子生徒に大けがをさせたとして傷害の疑いで逮捕され、その後不起訴処分となったを停職1か月、校長を戒告処分としました。

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