なぜ見抜けなかった? パトカーから逃走 逮捕の中学校教師 2年前から”無免許”通勤 北海道
北海道文化放送 2017/4/19(水) 19:20配信
法令順守を教えるべき立場の教師が、無免許運転の疑いで逮捕、送検されました。北海道北見市の中学校教師の男は2015年、免許を取り消された後も車に乗り続け、通勤にも使っていたということです。
記者:「午前9時20分です。阿部容疑者がうつむきながら車に乗り込んでいきます」
4月19日送検されたのは、北見市立北中学校教師、阿部公憲容疑者(40)です。
阿部容疑者は17日、北見市端野町の道道を無免許で運転した疑いのほか、警察官の職務質問から逃れようと住宅の敷地内に逃げ込み、住居侵入の疑いが持たれています。
警察によりますと、阿部容疑者は2015年8月に度重なる交通違反のため、免許を取り消されていました。
記者:「阿部容疑者は、免許が取り消されたあとも、1年半にわたって無免許の状態で通勤していたということです」
中学校では車通勤の場合、毎年4月に免許証のほか違反歴を確認していますが、阿部容疑者は虚偽の申告をしていて、学校側は気が付かなかったといいます。
記者:「Q.無免許について」
北見市北中学校 竹村博英校長:「まったく知らなかった。(毎年)公用車使用届けを出します。本人からの口頭確認で処理した」
阿部容疑者は、中学校でバスケットボール部のコーチをしていて、生徒からも人気があったということです。
北見市北中学校 竹村博英校長:「指導力の高い先生。非常に人気の高い先生。非常に重大な事案と受け止め、重く反省している」
中学校では、全校集会を開いて生徒に経緯を説明したほか、20日には保護者説明会を開く予定です。
警察は、阿部容疑者が日常的に無免許運転を繰り返していたとみて捜査しています。