部下女性へ繰り返しキス 成田市立小教頭を停職 千葉県教委
千葉日報オンライン 2017/6/15(木) 9:37配信
職場の懇親会帰りに部下の女性職員にキスを繰り返すセクハラ行為をしたとして、千葉県教委は14日、成田市立小学校の男性教頭(48)を停職6カ月の懲戒処分にした。教頭は同日付で依願退職した。
県教委によると、教頭は4月7日夜、同市内で開かれた勤務校の教職員による懇親会で飲酒後、電車で同じ方面に帰宅する20代の女性職員を個別に飲みに誘い、佐倉市内の居酒屋で翌8日午前2時半ごろにかけて腰に手を回したり、顔に10回程度キスをしたという。
女性職員が5月、その後も教頭から食事や飲酒に誘われることに悩み、校長に相談。教頭は県教委の聴取に対し「居酒屋では途中から飲酒量の記憶がなく、キスしたことも酔っていて覚えていないが、大変申し訳ない」と話したという。その後も飲酒などに誘った理由は「仕事で何でも言い合える関係をつくりたかった」と説明した。
教頭は、本年度から教頭となって同校に着任したばかりで、懇親会は自身らの歓迎会だったという。
監督責任で同校の女性校長(58)も減給10分の1(1カ月)の処分を受けた。