<大阪府教委>1200万円着服の府立高の女性教諭懲戒免職

<大阪府教委>1200万円着服の府立高の女性教諭懲戒免職
毎日新聞 2017/7/28(金) 20:43配信

 大阪高体連ソフトボール専門部の運営費約1200万円を着服したとして、大阪府教委は28日、府立高校の女性教諭(29)を懲戒免職とした。女性教諭は夫に「親の治療費がかさみ、借金返済に追われている」と言われ、着服した金を全て渡し続けていたが、夫は競馬などに使っていたという。全額を返還済みだが、専門部は刑事告訴についても検討する。

 府教委によると、女性教諭は専門部の会計担当だった2016年4月〜17年6月、専門部の2口座から計36回、金を引き出して着服した。今年6月に夫が別の詐欺未遂容疑で逮捕され、校長に打ち明けて発覚した。

 専門部が16年度末の決算時に監査を実施する前、女性教諭は着服分を入金して残高の帳尻を合わせていた。女性教諭は「夫に渡すのを断るべきだった」と話しているという。

 また府教委は、府立今宮工科高校(大阪市西成区)男子バレーボール部顧問の男性教諭(30)が練習中、2年生部員に繰り返しボールを当てる動画が今年5月にインターネット上に投稿された問題で、男性教諭が16年8月から、蹴ったりたたいたりするなどの体罰をしていたとして、減給10分の1(4カ月)の懲戒処分とした。【岡崎英遠】

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