<宮崎・中1自殺>第三者委「同級生らのいじめあった」認定

<宮崎・中1自殺>第三者委「同級生らのいじめあった」認定
毎日新聞 2017/8/31(木) 15:00配信

 ◇中間報告書をまとめる 市教委側が遺族に説明

 宮崎市立中学校の1年生の男子生徒がいじめを示唆するメモを残して2016年8月に自殺した問題で、調査していた市教委の第三者委員会が、同級生らによるいじめがあったとする中間報告書をまとめたことが分かった。31日、市教委側が遺族に説明した。最終報告書でいじめ数件を認定する方針で、自殺との因果関係があったかどうかも盛り込む。

 関係者によると、自殺した生徒は同級生らにあだ名でからかわれたり、おごらされたりするいじめが確認された。けがをさせられたケースもあったという。

 市教委や関係者によると、男子生徒は16年8月31日に自殺。自宅から生徒が書いたとみられるメモがみつかり、同級生の名前や「たたかれた」との内容の記載があった。

 市教委は「重大事態の疑いを払拭(ふっしょく)できない」として、全校生徒にアンケートを実施。弁護士や大学教授らでつくる第三者委を設置し、16年9月から調査していた。【塩月由香】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする