高1自殺「いじめあったと判断は困難」

高1自殺「いじめあったと判断は困難」
FNNニュース 2017/09/26 12:56

「いじめがあったと判断することは、極めて困難」と結論づけた。
2015年、都立高校1年の男子生徒(当時16)が自殺した問題で、東京都教育委員会の調査部会は、5つのいじめを疑わせる行為について検討した。
そして、「収集できた資料の範囲内で判断する限りにおいて、いじめがあったと判断することは極めて困難」と結論づけ、遺族側に説明した。
遺族側は、調査が不十分で、学校や教育委員会の責任についても十分検討されていないとして、再調査を求めている。
また、この問題で、教育庁の担当者が遺族に対して声を荒らげ、資料を机にたたきつけるなどした事実があり、担当者が謝罪したことを明らかにした。

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都立高生の自殺「いじめ認定困難」 遺族は再調査要求へ
朝日新聞デジタル 2017/9/26(火) 12:38配信

 東京都立高校1年の男子生徒(当時16)が2015年に自殺したことを巡り、都教育委員会は26日、男子生徒に対するいじめの有無について「あったと判断することは極めて困難」などとする調査結果を公表した。遺族は結果を不服として都知事による再調査を求めた。

 都教委などによると、男子生徒は15年9月、山梨県内の駅で列車にはねられて死亡。16年1月から、大学教授らでつくる都教委のいじめ問題対策委員会が、男子生徒に対するいじめの有無などを調べていた。1年8カ月に及ぶ保護者や生徒、教員らへの聞き取りなどの結果、いじめに該当する行為を認定できなかったという。

 遺族は、生徒の携帯電話に残されたネット上のやり取りなどに「いじめが疑われる記載があった」などと訴え、都教委に十分な調査を求めていた。

 生徒の母親は記者会見し、「本当に落胆、失望した。この報告書はとても息子にみせてやることはできない。学校や教委の対応に問題点がたくさんある。調査は不十分であり、検証し直すべきだ」と語った。都知事に対し、より範囲を広げた調査などを求めたという。

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