<大阪地検堺支部>児童福祉法違反、中学教諭を在宅起訴
毎日新聞 2018/1/19(金) 14:30配信
勤務先の中学の女子生徒に下着が見える状態で写真撮影に応じさせたとして、大阪地検堺支部が、大阪府高石市立中学校の男性教諭(52)を児童福祉法違反罪などで在宅起訴していたことが19日、分かった。教諭は大阪地裁堺支部の公判で「生徒を撮影したが、下着は撮っていない」と否認している。
起訴内容は2014年11月17日夕、顧問を務める部活動の部員だった女子生徒(当時14歳)を屋上階に通じる階段に連れ出し、スカート内の下着が見える状態で撮影。生徒に有害な影響を与える行為をさせたとしている。
検察側の冒頭陳述によると、教諭はこの1年前から、指導などの名目で生徒を残らせ、撮影を繰り返していた。
「シルエットが不格好になる」とスカートの下にはいていたハーフパンツを脱ぐよう指示し、「撮るのは上半身だけ。バランスが悪い」などと足を開くよう迫って階段に座らせ、下の踊り場から撮影していたという。
高石市教委によると、生徒が15年1月に養護教諭らに相談して発覚した。教諭は03年度に採用され、現在は休職中。【山下貴史】