阪大 准教授が退職 熊本地震の観測データ疑惑

阪大 准教授が退職 熊本地震の観測データ疑惑
毎日新聞2018年1月18日 22時16分

 大阪大などのチームが公開した熊本地震の観測データに改ざんが疑われている問題で、データを取りまとめた阪大大学院工学研究科の男性准教授が退職していたことが18日、大学への取材で分かった。大学は退職理由を明らかにしていない。

 元准教授は京都大、産業技術総合研究所の研究者と2016年7月、熊本県益城町の観測データを公表し「考えられないような強い揺れがあった」とする論文を発表していた。

 外部指摘でデータの不自然さが見つかり、阪大は昨年11月から本格調査。京大や産総研の研究者は問題があると認めているが、元准教授は取材に応じていなかった。【鳥井真平】

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